粉ミルクやインスタントヌードルを幼児に飲ませたり、食べさせたりすると、ゲイになる可能性があると主張したインドネシア・バンテン州タンゲランの市長の発言が注目を集めている。最近では、インドネシアの精神科医たちが同性愛は精神病である、との考えを示したことでも話題となっていた。
妊娠セミナーでの市長の発言
2月24日、市が開催する妊娠セミナーで見られた、バンテン州タンゲラン市長のArief R Wismansyah氏の発言が話題となっている。
「インドネシアの子どもたちを、健康で賢く、そして競争に強く育てるために最も重要なことは、十分な栄養を与えること、特に母乳が大切です。」
と彼は述べたと、Coconuts Jakartaは報じている。
Wismansyah市長はまた、現代の親たちは忙しすぎるため、子どもたちに粉ミルクやインスタントの食事ばかり食べさせることがあり、それが結果的に子どもたちの発達に悪影響を及ぼしていると発言した。
「だから、近年LGBTの子どもたちが増えていることに不思議はないのです。」
そう、彼は話し、インスタント食品などを多く食べさせることで子どもがゲイになる可能性が高まるという因果関係を主張した。
インドネシアにおける同性愛
インドネシアでは最近、主な精神科医らによって同性愛は「精神病」であり、治療されるべきだという考えが主張されている。
今月にも、インドネシア情報通信省がLGBTのコンテンツを含むとして、SNSのTumblrへのアクセスを禁止したほか、Facebookなどでの同性愛の絵文字の使用を制限していた。
さらに、昨年にはインドネシア・スマトラ島の北端に位置するアチェ州において、同性愛行為をした者に対して科されるむち打ちの刑を外国人観光客にも適応する法律が施行されていた。このアチェ州は、インドネシアで唯一、イスラム法のシャリーアに基づいた自治が認められている地域でもある。
同性愛はアチェ州以外のインドネシア国内では、法律で処罰されることはない。しかし、同性間の性行為が許される年齢は18歳以上とされているのに対し、異性間の場合は17歳以上となっている。
情報元:Letibee Life
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