CTコープ(インドネシアの複合企業グループ) カルフールブランドで展開する店舗のコンセプトを見直し、食料品中心からレストランや小売りチェーン、娯楽サービスを含む複合商業施設へと順次切り替えていく方針だ。
CTの小売部門、トランス・リテール・インドネシアは全国に約90のハイパーマーケットやスーパーマーケットを運営しているが、これまでにそのうち4店をより洗練された新たなコンセプトの「トランスマート・カルフール」に転換した。同社は来年、さらに10店舗の建設に着手、2020年までに店舗数を200まで増やす。既存のカルフールの店も新店舗に転換していく。
首都ジャカルタ中心部の有料道路近くのトランスマート・カルフールの外には、週末には車の列ができ家族連れでごった返す。1階にはコーヒー・ビーンのカフェやウエンディーズ・ハンバーガー、アイスクリームのバスキン・ロビンスなどCTコープがフランチャイズ権を得て運営する店舗が、2階はスーパーのほか電器店、衣料品や化粧品を販売する小売店など。上層階は乗り物やゲームセンター、恐竜の模型などを置くアミューズメント施設が入る。
従来のカルフールの店舗は、1カ所で手ごろな値段の買い物ができると人気を集めたが、コンビニエンスストアが普及する中で顧客の嗜好が変化、CTはカルフールの位置づけの見直しを迫られた。
情報元:
日本経済新聞
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