2016年6月26日日曜日

インドネシア製造業、初の世界トップ10入り 英国とカナダを抜く


インドネシアで製造業の拡大が続いている。国連工業開発機関(UNIDO)の2016年版年次報告書によると、同国の製造業が英国とカナダを抜き初めて世界トップ10入りを果たした。現地紙ジャカルタ・ポストが報じた。

 この報告書は、各国・地域の製造業の生産量をもとに規模を比較し、順位づけしている。トップ3は中国、米国、日本で、以下、韓国、インドと続いた。UNIDOの専門家はインドネシアの製造業拡大について、中国やインドの経済が減速するなかで比較的安定した成長を維持していることや、政府がインフレ率を4.5%以下に抑制していることなどを要因に挙げた。


 インドネシア産業省によると、15年の製造業の成長率は5.0%と経済成長率の4.8%を上回った。また、製造業の産業規模は298兆ルピア(約2兆4138億円)で、国内総生産(GDP)比が前年比0.1ポイント上昇の18.0%となっている。

 UNIDOは、インドネシアの貧困層が10年の5000万人から現在までに半減したと指摘。このペースで貧困削減が続けば、現在の輸出依存型ではなく内需牽引(けんいん)型の経済構造となり、成長が加速するとの見解を示した。

情報元:SankeiBiz

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