ジャカルタ州政府が開発した情報アプリ『Qlue』は、爆発的にユーザー数を伸ばしつつある。
インドネシアは、インフラの脆弱性が長らく指摘されていた。壊れた道路がいつまでも整備されない、街の片隅がゴミ溜めと化している等々、とても一国の首都とは思えない光景があちこちで繰り広げられている。
そこでジャカルタ州は、市民からのインフラ不備に関する通報を可視化することにした。
『Qlue』には亀裂の入ったアスファルトや停電の原因などの写真が、市民から投稿されている。そしてそれらを全世界のユーザーがシェアすることにより、「ジャカルタのインフラ再整備待ったなし」という状況に自らを追い込むのだ。
■都市計画と官僚主義
ジャカルタでは、毎年1月から2月にかけての時期が最も困難を要する。
なぜならこの時期は雨季で、排水機能が充分でないジャカルタはたびたび冠水の被害に見舞われる。雨水を効率よく処理するというシステム自体が、まだ備わっていない。
そうしたことはすでに何年も前から叫ばれてはいるが、インドネシアの官僚主義がインフラ改善を阻害していたという面もある。
情報元:FUTURUS
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