ジェーシービー(JCB)と富士通はインドネシアの地場銀行と組み、
手のひらをかざすだけでクレジットカード決済ができるシステムの実証実験をジャカルタで始めた。JCBによると、実際に発行されたカードを用いて社外で本格的に実験するのは初めて。2017年の商用化を目指す。
カード発行で提携する国営大手銀バンク・ヌガラ・インドネシア(BNI)の社員100人程度を対象に24日から始めた。あらかじめ手のひらの静脈とカードの情報を登録しておくと、認証装置に手のひらをかざすだけで決済できる。財布やカードを持ち歩かずに支払いができ、指紋認証と比べ偽造されにくいため安全性が高いという。BNIの社員は衣料などの買い物をして新システムを試した。
商用化に向けて、8月にはBNIの本社ビルに入居するテナント数店舗でも実験する。インドネシアのクレジットカード利用者は人口の1割に満たない。JCBは富裕層向けの需要は大きいとみて、高級ホテルなどへの導入を目指す。
情報元:
日本経済新聞
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