インドネシアの首都ジャカルタ(人口約1030万人)を走る電車のドアには、車内での禁止事項を記したポスターが貼られている。銃器や可燃の油を持ち込んではいけない、たばこを吸ってはいけない-などは当然だが、いかにもインドネシアっぽい禁止事項もある。
まず、てんびん棒を担いで電車に入ってはいけない。お菓子や食べ物などをぎっしり詰めた箱を棒の両端につり下げている
行商人はお断りという意味で、数年前まではよくいたそうだ。
動物を入れてはいけないという項目もある。
家畜のヤギやニワトリを電車で運ぶ例が過去にはよくあったという。
ギターを持ち込んで車内で歌ってはいけない。ギターを片手に、客からリクエストされた歌謡曲を歌う「流し」が多かったようで、これも禁止だ。
果物の王様
ドリアンを持ち込んではいけないというのは、独特で強烈なにおいが迷惑になるからだと合点がいく。
「4、5年前までは車両の上に登るのは当たり前。車内には猿回しまでいて大変な騒ぎだった」。そう語る知人のインドネシア人男性は「電車内でのマナーを通じて、インドネシア人は今、道徳を学んでいる過程にある」と説明する。
情報元:
産経新聞
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