2013年10月25日金曜日

高まる「スタートアップ」の熱気

   

   
可能性を秘める発展途上のインドネシア

インドネシアの人口は、中国、インド、米国に次ぐ世界第4位。平均年齢はおよそ28歳で、労働人口は1億人を越える。2010年から通年でGDP6.2%以上の成長を続けており、経済発展は著しい。

インドネシアでは、モバイル端末の普及率が11年時点で97%に達しており、TwitterもFacebookもともにユーザー数が世界TOP5に入る。また、現地の若者(特に女の子)は、暇さえあればスマートフォンで友人とのチャットを楽しんでいるように見えた。

このモバイル端末への親しみや市場のポテンシャルから、多くのIT系の事業会社やヴェンチャーキャピタルが東南アジアに進出している。タクシーに乗れば、ラジオからはCMの度にLINEの宣伝が流れてくる。

インドネシアのスタートアップシーンを牽引するリーダーが集まったワークショップ

筆者は、この夏に首都ジャカルタで開催された起業家のためのワークショップ「Global Entrepreneurship Workshop」に参加した。シリアルアントレプレナーや、現地のスタートアップを支援するインキュベーターなど、国内のスタートアップシーンを牽引する先駆者たちが集結していた。遅ればせながら、そのイヴェントの様子をリポートしよう。

ワークショップはヴェンチャーキャピタルIMJ FENOX PTE.LTD.代表の堀口雄二による挨拶から始まった。彼は東南アジアの可能性に魅せられ、生活の拠点を東京からシンガポールに移して活動している。「この会は、われわれからの、この国に賭ける熱意と本気度の証明・約束です」。そう述べて会は始まった。




0 件のコメント:

コメントを投稿